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高耐食性コーティング

FAコート ノンクロム21

FAコートイメージ

FAcoatノンクロム21は、Zアイアンをコーティングすることで形成された亜鉛・鉄合金被膜が、ケイ酸塩を主体としたBCコートのハイブリッド樹脂と反応して不動態膜となることで高い耐食性を発揮します。
これにフッ素樹脂含有のファスナコート処理を行うことで得られる複合皮膜は、『高耐食性・トルク安定性・潤滑性・耐候性』を満足するクロムフリーの無公害型・薄膜表面処理システムです。

FAコート(CZ-FA)とは

FAcoatノンクロム21は、粒状亜鉛鉄材料の投射によるメカニカルコート(Znコート)とケイ酸エステル系の樹脂で構成されるBCコートのハイブリッドオリゴマーによる金属(亜鉛)との反応、即ち、キレート生成と樹脂の架橋反応により、緻密で強固な皮膜を形成します。
これにファスナコートを施すことで、ボルト、ナット、ねじ(ネジ)に要求される「高耐食性」「トルク安定性」「潤滑性」「耐候性」を満足させます。

FAコート工程図

Znコートのメカニカルプレーティング

FAコート被膜構造

ZNコート

Znコートは鉄亜鉛合金を高速で投射し、その衝撃エネルギーで圧着するメカニカルプレーティングです。そのため従来の亜鉛メッキのような水処理がありません。
形成された皮膜は密着力が非常に強く、BCコートとの反応によって飛躍的な防錆力を発揮します。

BCコート

BCコートはプライマー層とコート層で構成されています。 プライマー層では下地のZnコートとキレート反応を起こして不導体膜となり、架橋反応により防錆皮膜となります。 コート層では、プライマー層中のシリカと反応・架橋して緻密な3次元架橋構造となり、プライマー層を保護します。

ファスナコート

FAコートの最終処理として、お客様の求める性能を発揮する処理液・塗料を選択しますが、FAコートの標準的な仕様は【ファスナコートAM-3S(N)】になります。
ファスナコートAM-3S(N)は固体潤滑として四フッ化エチレンを含む有機樹脂(メラミン・ポリエステル等)結合型の黒色・潤滑剤で、長年、自動車の過酷な使用条件のボルト等に使用されています。

FAコートの特長

高耐食性 高潤滑性

塩水噴霧試験3,000時間

耐候性に優れる(SWM500 時間)

耐薬品性、耐溶剤性、耐油性に優れる

低摩擦係数

耐摩耗性、耐加重性

素材への影響 環境対応

水素脆性の誘発がない

薄膜(7~15μ)のため寸法 制度への影響がない

焼成による脆化および熱疲労がない

RoHS規制、ELV規制対応

PFOA(S)非含有

REACH規制対応

液溜まりなし

トルクス、十字穴への液溜り解消

FAコートの性能・特性

塩水噴霧試験

塩水噴霧試験写真 開始前

外観写真(0時間経過)

塩水噴霧試験写真 3000時間後

外観写真(3000時間経過)

トルク軸特性

試験品:M8×50×30 7T、フランジボルト
処 理:ファスナコートAM-3S(N)
膜 厚:8ミクロン

   

トルク軸特性グラフ

試作承ります。

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株式会社仲田コーティング粉体部

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