Home粉体樹脂コーティングTOP粉体樹脂コーティングとは
粉体樹脂コーティングは有機溶剤などの媒体を必要としない無公害コーティング法です。
主に流動浸漬法と静電塗装法の2方法があり、多くの塗装に利用されています。
流動浸漬法では200~800ミクロンという厚膜を形成できるため、主に耐食目的で使用 されています。静電塗装では静電気の力を利用するため均一な塗膜を得られやすく、塗装の 平滑性に優れているため塗膜美装仕上げを行う目的で使用 されています。そのためカラーバリエーションも豊富に用意されています。
流動浸漬法では200~800ミクロンという厚膜を形成できるため、主に耐食目的で使用 されています。静電塗装では静電気の力を利用するため均一な塗膜を得られやすく、塗装の 平滑性に優れているため塗膜美装仕上げを行う目的で使用 されています。そのためカラーバリエーションも豊富に用意されています。
流動浸漬法は、無限の可能性を秘めた粉体技術で、無公害コーティング法として長年に渡る実績あります。
処理工程として前処理・加熱・浸透・後加熱・仕上げを行います。前処理では脱脂・マスキングを行い、必要に応じて表面の荒さを調整するためのブラストを行います。
次に被塗物を加熱炉で250℃~400℃に加熱します。そして予熱をもったまま被塗物を流動槽に浸透させ、その熱で塗料を溶着させることにより塗装膜を形成します。
そして再び熱を加え、表面の半融解状態になった樹脂を完全に溶かすことにより表面を滑らかに仕上げます。
静電塗装法は、専用の静電ガンから帯電した粉体樹脂を被塗物に吹き付けて塗装する方法です。 処理工程として前処理・静電塗装・加熱・仕上げを行います。前処理では、脱脂・マスキングを行い、必要に応じて表面の荒さを調整するためのブラストを行います。 次にスプレーガンで帯電させた粉体樹脂を被塗物に吹きつけます。このとき被塗物はアースされています。そのため、スプレーガンと被塗物との電位差によって生ずる静電場の作用によって塗料は被塗物に吸着されます。 そして加熱炉で加熱することにより付着した粉体樹脂は融解し、滑らかな塗装膜を形成します。